鉄コレ鶴舞線3000形を点灯化…しかし

最近Tc10354が注力している鉄コレ車両の点灯化。
特に、地下鉄車両はライト点灯してこそ、と思い、積極的に改造を行っています。
これまでに営団5000系都営6000形に施工し、今後も複数車両の点灯化を予定しています。



この流れで、先日、名古屋市交通局の3000形の点灯化を行いました。
毎度使用しているイムズワークス製のライトユニットは、照度が高く、特にヘッドライトは実際にシールドビームから光を発しているように見え、非の打ち所がありません。

ところが、説明書通りに組み実際にライトを光らせても、なぜかパッとしません…
テールライトはいい感じなのですが、ヘッドライトがどうも肥大化して見えるのです。

その原因は、製品のヘッドライトのレンズの構造でした。



写真だと分かりにくいですが、レンズとライトケースが一体パーツで、ライトケースごと光ってしまうのです。
最近の鉄コレはディテールの詳細化等の理由で、ライトケースがガラスパーツ側にモールドされることがあり、点灯化時にはこれが裏目に出ているのです。

また、ケース表現がボディ側にあると、テールライト点灯時にヘッドライトのプリズムが光るのを防ぐなどの遮光の役割も果たすのですが、
前述の通り当製品はケース表現がレンズ側にあるため、ライト回りをいくら銀塗料でぼてぼてに塗っても、まるで遮光効果がありません。

そこで、ライトケースの別体化を行ったうえで、点灯化することにしました。







といっても、作業は簡単。
元のレンズの中心にφ1.5の孔を開け、銀河モデルのN-017をはめ込むだけです。
ライトケースパーツは元のガラスパーツの裏側と面一になるように高さを微調整して、瞬間接着剤で止めてしまいます。


とにかく元のガラスパーツのままでは光漏れがひどいので、ついでにテールライト部を切り離し、断面を銀で塗装します。
徹底的に光を伝達しないようにします(笑)


いざ、再びライトユニットに装着して、通電!
先ほどの写真と比べて、ちゃんとライトケースの存在感があるのが判りますでしょうか。



その後は手順通り組み立てて、無事完成です。
ライトケースを金属化したことによって、なんだか顔つきも良くなった気がします!



気になる光漏れもほぼありません!
元のパーツにはケース左右にヒンジ表現があり、それを避ける形でボディのライト孔が開けられているので、若干の隙間を生じてしまいますが、ほんのわずかであり、誤差の範囲と捉えても良いでしょう。
この工作は、他の車両のライト点灯化時にも応用しがいがあると言えそうです。

問題は、銀河モデルのN-017が入手困難、ということなのですが…

(2024.2.11)